長男が小学生になって、机はいらないとしばらく様子見をしていました。
勉強に集中できなくなってきた夏のタイミングで1度、学習机の代わりにパソコンデスクを購入しました。
こちらの商品です。
けれど、使い勝手の悪さがあったので1年2ヶ月で、学習机を再度購入した経験もあります。
この記事では、
- 小学生に机はいらないと思っているが迷い中
- 来年から小学生になるお子さんがいる
- 小学生にどんな机がいるか模索中
- 小学生が実際に机を使い始めたらどうなるか知りたい
と、小学生の机について検討中のママ・パパに向けてまとめました。
ただし、
- 収納場所は机以外のところにある
- 子どものものは親が片付けする
という方には、この記事は不向きな内容です。
机がない状態で3ヶ月半ほど過ごした経験もありますが、結論としては、小学生になると机は必要でした。
新しく購入した学習机はこちらです。
理由は、文房具や教科書・ノートなど、勉強に使うものが多く、子ども自身が管理できる場所が必要になったからです。
小学生になっても机がいらないと考えているけれど、実際はどうなのか気になる方は最後まで読んでいただけると嬉しいです。
小学生に机はいらない場合
教育方針や環境によって、小学生のうちから机がいらないというご家庭もあります。
小学生に机はいらない場合は、以下5つの場合ではないでしょうか。
収納スペースがたくさんある
使用しているのはイケアの棚。収納力は抜群です(我が家ではおもちゃ入れに)。
お子さん用の本棚や引き出し、ラックなど収納スペースがたくさんあって、新しく机を用意して収納スペースを確保する必要がないご家庭は、小学生にあがってからの机はいらないです。
小学生が机を利用する目的は、
- 勉強をする
- 学習用品を収納する
の2点だと感じています。
勉強場所がリビングで完結する、他に勉強しやすい場所があるのであればOK!
子どものものは親が管理・片付けをする
子どもが使うものは親が片付けをしたり、不要になったものは別の場所に収納して管理したりするのであれば、小学生になってからも机はいらないと思います。
月初になるとその月で学習する予定の内容、必要になる準備物のお知らせをもらって帰ってきます。
大切なプリントも、もちろんあります。
が、中にはもう使わないけどすぐに捨てるのは躊躇うようなテストやプリントがあり、とにかく小学生は紙類が多い!
小学生はプリントだけでなく、小学校で使うものや宿題で使うものなど子どもの学習用品が増えます。
- 教科書
- ノート
- 鉛筆
- 色鉛筆
- 消しゴム
- プリント
- 絵の具
- 鍵盤ハーモニカー
- のり
- 三角定規
- その他図工で使うもの(カラーモービル・ビーズなど)
子どもがとっても片付け上手
お子さんが片付け上手でなのでしたら、新たな机の準備もいらないと思います。
新たな机の収納スペースではなく、自宅にある収納スペースで管理できるのあればOK!
お子さん自身が
- 自分に必要なものが何か
- 翌日学校に何を持っていくのか
- 持っていくものがどこにあるのか
を管理でき、お片付けも上手であれば心配は不要。
勉強にきょうだいの邪魔が入らない
勉強に憧れる妹や弟がいると、小学生が勉強に集中できずに気が散って困るということがあります。
勉強中にきょうだいの邪魔が入らない環境なのであれば学習机はいらないです。
机を準備する目的の1つが、勉強する環境を整えること。
一人っ子のご家庭や兄・姉がいるご家庭であれば、ちょっかいを出されて勉強が中断してしまうこともないでしょう。
ずっと親の目が届くところで勉強させたい
リビング学習の方が子どもが集中しているのかチェックしやすく、親が見える範囲内で勉強をさせたいご家庭はにはお子さん用の机はいらないでしょう。
お子さんご自身で集中するまでに時間がかかる、勉強がなかなか進まずに宿題が終わらない場合は、親の声かけが必要ですよね。
宿題は親の丸つけや確認が必要な内容もあります。
なかなか子ども自身で勉強が進まない場合は、机があっても目的とズレそうな場合は様子を見ても良いかもしれません。
小学生に机がいると感じた理由
小学生に机がいらないという理由を並べてきました。
ここからは、我が家は結論としては小学生に机は必要になった理由について順番にお伝えしていきます。
小さいきょうだいがいる
我が家は、2022年に1歳になった子どもがいます。
鉛筆や消しゴムは口に入れますし、ノートやプリントなどの紙類は破ります。
小さな子どもの誤飲も心配です。
小学生に大切な学習用品の破損や落書きもあるので、長男に学習机を用意しました。
子どもが片付けられない
机の上に鉛筆やペンがバラバラになっていても、足元にプリントが散乱していても気にしません。
「片付けよう」の意識が低めのため、あれがないこれがないと探し回ることが多いです。
自分が分かるように片付けるように伝えても、片付けやすい場所がなければ管理も難しいと判断したため、小学2年生の9月になって引き出しと本棚付きの机に買い替えました。
子どもの片付けやすさ、自分で管理する意識が必要だと考えました。
筆記用具・学習用品が多い
小学生になると、保育園時代より圧倒的に筆記用具は増えます。
毎日の宿題で使う計算カードや図工の授業で使うビーズやボンド、カラーモービルなどたまにしか使わないけれど、保管が必要なこまごまとした学習用品も多くなりました。
小学1年生から使用している絵の具道具は、長男の学校では授業で使う日のみ学校へ持って行き、使い終わったら持って帰ってきます。そのため、絵の具道具の保管場所も必要です。
小学2年生になると、定規や三角定規といった新たな文房具も用意しました。
これから学年が上がるにつれて、
- 分度器
- コンパス
- リコーダー
- 彫刻刀
- 国語辞典
など、学習用品は増えていきます。
学習用品など勉強で使用するものは、机で管理するという意識も持ってほしいと考えました。
プリントが多い
長男が小学生になって驚いたことの1つが、プリントの多さです。
- 月1の学年だより
- 学校からの大切なお知らせ
- 国語と算数のテスト
- 授業で使ったプリント学習
などなど。
紙類は、放置しておくと散乱して部屋がとても散らかった印象になるため、ファイルに入れて管理しています。
ファイルに入れても入れっぱなしで放置したまま、ということもあるので引き出しに入れて「管理する」を意識づけてもらうようにしました。
教科書・ノートの管理が必要
学年の初めに1年間で使用する教科書上下巻ともに配布されます。
生活科の教科書は2年生も使用する、防災マップは3年生まで使用するなど中には長期間保管が必要な教科書もあります。
ノートも使用済みだけど、まだ捨てられないものも増えていく一方です。
そのため、自分自身の机で教科書とノートを保管して、なくなる前に新しいノートを購入しておくなど管理も子どもにしてもらうようにしました。
低学年までに「自主学習」を身につけさせたい
リビング学習を取り入れていた長男ですが、小学1年生の夏休みまでにしました。
理由としては、「この時間は集中する」という自主学習を身につけてもらいたかったためです。
リビングは、妹もいて勉強中にいろいろな誘惑があります。
私がいれば話したくなるようで、宿題とタブレット学習をしている時間は「集中して取り組む」ということを意識して取り組むように長男と約束をしました。
勉強も意識づけも学年が上がってからでは、それまでの習慣が身についています。
大人もいきなり新しいことを習慣化することも、それまで習慣化していたことを変えることも難しいです。
将来の勉強しなければいけない時期に、集中して取り組む習慣がなければ長男自身が困るかと思いました。
そのため、低学年のうちから「集中して取り組む自主学習」の時間を、机で過ごすようにしました。
低学年までに「自分でする」を当たり前に
小学2年生8歳の長男は、しっかりと自我があります。
長男を見ていて感じることは、いわゆる思春期時期の反抗期前ですが、親に対して反抗してくるということです。
勉強道具や子どもの物の管理など、親がしてあげた方が早いです。
けれど、私としては、「何でも親がしてくれると思ってもらっては困る」というのが正直なところ。
親の話を聞いてくれる時期までに、「自分でする」ということを当たり前にしてほしいと思っていました。
親への反抗は立派な成長だと感じる一方で、自分のことは自分でできて当たり前になるよう早めのサポートが大切だと感じています。
そのために、自分の物と範囲を決めやすい学習机が必要だと感じました。
小学生の机に必要だったもの
自宅の間取りや配置の関係で、新たに大きな家具となる机は置くスペースに困りますよね。
実際にシンプルな机を使ってみた経験と、学習机を使った経験から、小学生の机に必要だと感じたものは、3つあります。
引き出し
鉛筆や消しゴムなど、予備用も含めて筆記用具は多いので、引き出しに収納する場所を作ると子どもも片付けやすいようです。
プリントもバラバラになりがち。
引き出しに何を入れるのか自分に決めさせて、カテゴライズさせたら自分で片付けるようになりました。
本棚
時間割に合わせてランドセルの中身を変えるため、教科書ノートの保管は取りやすい本棚にしています。
学年の後半になると使用する教科書の下巻も本棚へ。
勉強のスペースとして、机を用意したので勉強で使わないそのほかの本は机以外の本棚に収納しています。
ランドセル置き場
ランドセルは6年生まで使うとなると、日々の保管状況が大切だと考えました。
ランドセルは重いので、出し入れしやすい場所の方が子どもは楽です。
ワゴンの上に置くようにしました。
小学生の机がシンプル過ぎて使いづらかった
小学1年生の7月に、高校生になっても使えるようなデザインにしようとパソコンデスクを学習机として長男に用意しました。
けれど、シンプルすぎる机は使いづらかったようです。
パソコンデスクは使いづらい
パソコンも使い出すかと、横幅が120cmあるものを用意しました。
L字型になっているし、パソコンを置いて学習もしやすいと考えましたが、失敗。
幅は120cmも必要なく、パソコンを置くだろうと考えたL字型の場所は、ただの物置と化して利用目的に沿わない状況になりました。
購入したパソコン用デスクはこちら。パソコン用(ゲーム場)としてはモニター置けて、GOOD!
オープンスペースは子どもが管理しない
長男の机に下パソコンデスクには、オープンスペースの棚がついていました。
棚に物を置いていても、1歳児の妹が取り出してグチャグチャにすることも。
引き出しの代わりにオープンスペースの棚を使っても、奥に行ってしまって、物がなくなったと長男が探し回ることもありました。
オープンスペースは見栄え良く管理もしなければ、部屋が散らかった印象にもなるので隠れる引き出しの方が使い勝手は良いと感じます。
本棚代わりは代用しづらい
パソコンデスクには、天板の上にモニターも置ける棚があり、ブックエンドを使用して本棚代わりにしていました。
けれど、ブックスタンドはすべってしまうので本が横倒しになることも。
小学校低学年7歳〜8歳には、パソコンデスクを机代わりに本棚も整えて使用するには難しかったようです。
結局別の収納スペースが必要だった
図工で使用するビーズやカラーモービル、色鉛筆や絵の具などパソコンデスクでの収納は難しかったので、おもちゃ箱のスペースへ雑多に入れて収納していました。
使う予定になるとあちこちに物が散乱していたので、探すことからスタート。
シンプルな机は7〜8歳の子どもには使い勝手が悪かったです。
小学生に机はいらないと思っていたまとめ
小学生に机はいらないと思って過ごした期間もありました。
結論としては、小学生には机はいるというのが我が家が実感したことです。
小学生になって机が入らないご家庭は、
子ども自身に収納力がある
きょうだいが勉強の邪魔をしない
に当てはまるご家庭だと思います。
我が家は、
- 長男本人が管理できるようになってほしい
- 高学年になっても親に頼りっきりは困る
- 将来の本人の行動力に影響もありそう
と判断して、小学1年生から机を用意して自分の物の管理をしてもらうようにしました。
ご家庭の間取りやスペースの都合によるかもしれませんが、小学生になったら机はあった方が不便さは解消されやすいように感じました。